プロフェッショナル三日坊主

グラビアはカルチャーだ

The Diamond Four / ももいろクローバーZ

どうも、三日坊主です。もう何日坊主かわからん。今日はアイドルソングについてのお話を少し。要約すると「すげえ!」ってことです。

では、いきましょう。

 

【Momoclo MV】ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z)『The Diamond Four』MUSIC VIDEO - YouTube

 

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今回の話題はももいろクローバーZの最新アルバム「MOMOIRO CLOVER Z」から「The Diamond Four」であります。

あらかじめ言っておくと、私はももクロのファンでも何でもないです。嫌いではないけど、めっちゃ好きってほどでもないニュートラル。ドラゴンボールの曲と怪盗少女しか曲は知らないし、顔と名前が一致するのは百田夏菜子しかいません。

 

そんな私がこれを聴いたきっかけはカウントだわTVの10秒ぐらいの流し映像。ハートぶち抜かれましたね。知らない曲への入りとしては完璧。そっから一日中聴きまくって、その感想といかに素晴らしい曲かを考えていきます。

 

歌詞

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仕事始めに手にする一着
それが私のMAILLOT JAUNE
あんよがお上手 甘え上手が
華麗に変身 着回し上手
サイレン鳴らせ
デッドヒートが徹頭徹尾
気持ちはいたってまだまだwannabe
カーナビ頼りに全国を回り

模範解答 少女は今日も
どれだけ言ったら解るの解答
愛を問うのさ貴方のHEART
芋づる式にいただきます。

意味のないことに意味がある
いみじくあってもビビットガール
大人の女性をPR
能ある鷹の爪にネイル

 

BABY BABY これっきゃないっしょ
ここ掘れONE CARAT DIAMOND
超ムキになってキョドっても
明日は空からVERTICAL
届いて遠く君のもとまで
宇宙一うるさい注意注意
離陸着陸パンデミック
広がる笑顔がDIAMOND

ついてこい まだ物足りなーい

 

すもももももももろもろそもそも種類も物も違うもの
糖度20度オーバー プレミアムオーダー
桐箱入りの箱入りお嬢だ
抜き足差し足まだ一煮立ち
忍びないけど立て乙女たち
二進も三進もいかない世界じゃ
ヒロイン稼業が大盛況だ

一二っ三 騒が四五六
七転八倒の双六の如く
羅針盤上は波乱万丈でも
満場一致で埋めるかランド

ハートとハート トレード
レートは言い値でいいの?
ユンボで掘削DIAMOND
愛が愛が愛が愛が愛が必要です

 

BABY BABY やるっきゃないっしょ
こぼれるみんなの DIAMOND
超絶身勝手になっても
やること一つだカーニバル
なんてこった余所見は厳禁
桃色FRAGRANCE FURI FURI
イミテーションじゃ意味ねーしょん
やっぱり笑顔がDIAMOND

ついてこい まだ物足りない

 

いじけないって決めてたのに自問自答抜け出せなくって
みんなで涙シェアして笑顔に戻ったよ
人はみんなそうfakedモンスター
どうしたって止められない
洗いざらいに総ざらい 太陽みたいに
(あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃー)

濡れ手にawardとはいかないけど
大切なものの不動ofモノノフ
まさにトレジャーハンター冥利
だがまだ序盤だよこのストーリー
無茶振られても武者震いだって
無類の笑顔が見たくない?
返す言葉もないです
みたいな顔して私を睨まないで頂戴

食わず嫌いは超大損
ウザいぐらいが丁度いい
ド級のこの調度品

 

我らがももいろクローバーZ

 

BABY BABY これっきゃないっしょ
ここ掘れONE CARAT DIAMOND
超ムキになってキョドっても
明日は空からVERTICAL
届いて遠く君のもとまで
宇宙一うるさい注意注意
離陸着陸パンデミック
広がる笑顔がDIAMOND

 

BABY BABY やるっきゃないっしょ
こぼれるみんなの DIAMOND
超絶身勝手になっても
やらねばねばなんもなーい
なんてこった余所見は厳禁
桃色FRAGRANCE FURIFURI
まるっと笑って使っちゃおう
やっぱり笑顔がDIAMOND

 

ついてこい まだ物足りないネ

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感想

圧倒的なハッピーオーラを纏うポップチューン。一度聞いたら口ずさみたくなる軽快な詞の運びはHIP-HOP由来のライム。ただ、編曲?というか曲の仕上がりはめちゃめちゃポップになってるのはHIP-HOPが潜在的に内包するダーティな雰囲気が王道アイドルには相応しくないということなのだろうか。

 

この曲を作ったのはinvisible mannersという方々。wiki先生によるとやはりブラックミュージックからインスピレーションを得ているらしい。HIP-HOPの持つグルーヴ感を残しつつウルトラハッピーな雰囲気を持っているのはやはりブラックミュージックと言うべき。後者のハッピーさを感じる他の曲と言えば、ジャクソン5の「I Want You Back」。「The Diamond Four」を10回ほど聞いた時、私の中で「I Want You Back」と何かがリンクしたと思ったらこれだった。歌詞こそ反語的に戻ってきてほしい!を連発するジャクソン5だが、何かこの先スーパースペシャルなパーティが始まる前の控え室のような雰囲気は聴く人の心をグワァっと掴んでくる。これもまたブラックミュージック。

 

歌詞を読んでも曲を聴いてもわかるけど、この曲は韻を踏みまくってる。ポップスでもサザンみたいに耳馴染みを良くしたりするために韻を踏むのはよくあるけど、ここまでガッツリ踏むのは珍しい。しかもアイドル。しかも王道。しかも超有名。

ただそれを単純に踏まないのはパフォーマーたるアイドルの仕事。ここまで難しい曲に対して簡単に口を運んでいるし語尾一個一個にアクセントを加えキャラクターを変えアレンジしまくっている。そこから感じる圧倒的な余裕が素晴らしい。余裕が無ければフェイク的に変化球を投げることは出来ないでしょう。歌声を聴くだけでどんな表情で歌っているか想像が膨らむぐらいの表現力はさすがトップアイドル。

 

個人的には1番サビ前の「能ある鷹の爪にネイル」がこの曲最大の見せ場だと思っている。それまで韻を踏んでいた「意味がある」「ビビットガール」「PR」からメロディと音をマイナーチェンジしてサビ前の落とし。ここからサビへ入るが、その前にももクロという能ある鷹が爪を隠さずに最高の曲と映像というネイルを塗って惜しげも無く引っ掻いてくる。最強のアイドルが最強の武器を引っさげてサビに入る流れが美しい。

 

実際には私よりももクロが好きな人が語った方がいいかもしれないことに気付いたのでここまでにしておきます。

 

ただ!もっと喋りたいことはあります(集中力なくなってきた)